【プロジェクトの概要】
クライアント: いせさきWAKU WAKU盛り上げたい 様(群馬県伊勢崎市)
業種: 林家正蔵一門 落語会(イベント企画・運営)
ご支援内容: 集客に向けたコンセプト立案、ポスターデザイン制作
プロジェクト期間: 約2ヶ月
【ご相談の背景と抱えていた課題】
若年層集客に向けた「従来の落語イメージ」からの脱却
群馬県伊勢崎市で開催される「林家正蔵一門 落語会」。主催のいせさきWAKU×2 盛り上げ隊様からご相談いただいた際、真っ先に挙がったのが「よくある落語のポスターではなく、若い世代にも足を運んでもらえる斬新なアプローチにしたい」というご要望でした。
落語のポスターといえば、寄席文字に定式幕(黒・萌黄・柿色の三色幕)といった、ある程度「お決まりの型」が存在します。もちろん伝統的で素敵ですが、既存のフォーマットを踏襲するだけでは、落語に馴染みのない若年層の関心を惹くのはなかなか難しいのが実情です。
そこで、新たなターゲット層にイベントの魅力を届けるべく、「これまでの固定観念を壊し、直感的に刺さるビジュアルを作る」というミッションがスタートしました。
【frontmanの提案・アプローチ】
「斬新さ × 落語らしさ」の絶妙なバランスを突くコンセプト設計
制作にあたり、まずは世の中にある多様な落語ポスターを改めてリサーチしました。そこで見えてきた最適解は、「既存のポスターにはない雰囲気に思い切り振り切ること」。ただし、やりすぎて「一体何のイベントなのか分からない」となってしまっては本末転倒です。
「一目で落語会だと分かる」という最低限のラインは死守しつつ、どこまで伝統的な枠を外せるか。落語らしさの“芯”である扇子のモチーフなどは残し、それ以外の固定観念を削ぎ落とすことで、若い世代の感性にも響くギリギリのバランスを狙いました。
【制作物とデザインのポイント】
定式幕と寄席文字を排した、タイポグラフィと大胆な配色

具体的なデザインへの落とし込みとして、落語の象徴ともいえる「定式幕」や「寄席文字」を、今回はあえて一切使わないという決断をしています。
新しい客層に届けたいのは、伝統の押し付けではなく「なんだか面白そう!」というワクワク感です。そこで、背景は潔く白で統一し、鮮やかなシアン(水色)の巨大なタイポグラフィを配置。背景にアルファベット表記をさりげなく敷き詰めることで、よりグラフィカルで現代的な空気を纏わせています。
さらに、中央にはマゼンタ(ピンク)の線画で描いた扇子を大胆にレイアウト。色数を極力絞る「引き算」をしながらも、シアン×マゼンタという鮮烈な配色にすることで、街中の掲示板やスマホの画面上でもパッと目を引く強さを持たせました。
親しみやすさを演出するディテール設計
一方で、スタイリッシュになりすぎて「お笑い」本来の親しみやすさが消えてしまわないよう、細部のディテールにもこだわっています。
林家正蔵師匠をはじめ、高崎市出身の林家つる子さんら出演者の皆様の写真には、市松模様をあしらったポップなラベルを配置。そこに「クスッからドカーン!!」「お腹ぷるぷる」といった遊び心のある吹き出しを添えました。これにより、落語への心理的なハードルをぐっと下げ、「ちょっと笑いに行ってみようかな」と思ってもらえるような温度感に調整しています。
【プロジェクトの成果・お客様の声】
納品後、クライアント様が目指していた「若い層にも刺さるアプローチ」を体現するポスターとして、無事に世に出すことができました。
これまでの落語会のイメージを覆すモダンでポップなビジュアルは、これまで落語に触れてこなかった層にアプローチするきっかけとなり、イベントへの期待感を高める一助となっています。
定式幕を使わないという提案には驚きましたが、非常に斬新で、パッと目を引く素晴らしいデザインになりました。若い方にも興味を持ってもらえそうです!
【イベント集客・ブランディングでお悩みの企業様へ】
イベントの集客において、「誰に、どんな印象を持ってもらい、どう動いてほしいか」というターゲットの設計と、それを体現するデザインの力は非常に重要です。
frontmanでは、群馬県を中心とした企業様や団体様の「こうしていきたい」という想いを丁寧にヒアリングし、ポスター1枚からでも課題解決に繋がるクリエイティブを制作しています。「既存のイメージをガラッと変えたい」「新しい客層を呼び込みたい」といったお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
コメント