医療機関において「地域に愛される親しみやすさ」と「最先端医療を提供する専門性」をどう両立させ、患者様に伝えていくべきか。これは多くのクリニック経営者様が直面する課題です。
今回は、群馬県前橋市で診療を行う「髙栁胃と大腸の内視鏡クリニック」様の事例をご紹介します。表面的なツールの刷新に留まらず、インナーブランディング(組織の内側からの意識改革)からロゴ・各種ツールの制作までトータルで伴走し、来院数倍増という大きな成果に繋がったプロジェクトです。
【プロジェクトの概要】
クライアント: 髙栁胃と大腸の内視鏡クリニック 様(群馬県前橋市)
業種: 医療機関(外科・内視鏡クリニック)
ご支援内容: ブランド設計(ブランドメッセージ設計、インナーブランディグ施策、ロゴ制作、診察券、クレドカード、パンフレット、ブランドブック、看板)
プロジェクト期間: 内視鏡検査に恐怖や不安を感じている方
URL:https://www.takayanagi-cl.com
【ご相談の背景と抱えていた課題】
最先端医療を取り入れた病院と認知させたい
本プロジェクトのスタートは、院長先生からの「診察券のデザインを新しくしたい」という、ごくシンプルなお問い合わせから始まりました。
しかし、frontmanがヒアリングを重ね、院長先生の想いを深掘りしていくと、単なるデザイン変更では解決できない「根深い課題」と「目指すべき未来」が見えてきました。
- 守るべき歴史: 先代から築き上げてきた「地元に愛される親しみやすい病院」という素晴らしいイメージは、今後も絶対に継続していきたい。
- 伝えたい進化: 一方で、体制が新しくなった現在、「寝ている間に苦痛なく内視鏡検査ができる」という最先端医療を取り入れた病院であることを、もっと広く認知させたい。
「親しみやすさ」と「最先端医療の専門性」。この2つを両立させ、内視鏡に恐怖心を抱く患者様に正しく届けるためには、診察券の表面的なリニューアルだけでは不十分でした。
【frontmanの提案・アプローチ】
「診察券の刷新」から「根本的なリブランディング」へのシフト
「最先端医療を提供していること」を患者様に信頼感をもって伝えるには、クリニックの根幹となるメッセージから見直す必要があります。
frontmanは院長先生に対し、「診察券を変えるだけでは、クリニックの本当の強み(寝ている間にできる内視鏡検査)や誠実な姿勢は伝わりきらない」と率直にお伝えしました。
そして、クリニックの価値を再定義し、それをロゴやツール、そしてスタッフの振る舞いにまで落とし込む「トータルでのリブランディング」をご提案し、プロジェクトが本格始動になりました。
「私たちが働く目的は?」スタッフを巻き込んだインナーブランディング
リブランディングを成功させる上で、frontmanが最も重視したのが「インナーブランディング(組織内への浸透)」です。どんなに立派なロゴや理念を作っても、現場で働くスタッフに腹落ちしていなければ、患者様には伝わりません。
そこで、ブランドメッセージの策定にあたっては、院長先生のトップダウンではなく、スタッフの皆様にも参加していただくワークショップ形式を採用しました。
「私たちがここで働く目的は何か?」「患者様にどうなってほしいのか?」を全員で議論し、言葉を紡ぎ出すプロセスを共有。
これにより、単なる「業務」ではなく「クリニックが目指す医療への誇り」が芽生え、スタッフ間に強い絆と理念への愛着を生み出すことができました。

【制作物とデザインのポイント】
ひと目で強みが伝わり、不安を和らげるロゴデザイン

クリニックが「何を強みとしているのか」を視覚的に瞬時に伝えるため、新たなロゴマークを制作しました。
- 内視鏡と「髙」の文字の融合: 院名の「髙」の文字をモチーフにしつつ、内視鏡のスコープを連想させるデザインに落とし込みました。
- 恐怖心を払拭する親しみやすさ: ターゲット層である「内視鏡に恐怖を感じている人」に寄り添うため、ロゴの中央には安心感を与える「笑顔」のモチーフを配置しています。
- ブランドメッセージの体現: ロゴ下部には「患者さん一人ひとりの気持ちを大切に」という、スタッフ全員で作り上げたメッセージを配置し、クリニックの誠実な姿勢を表現しました。
このロゴを軸に、診察券、クレドカード、パンフレットなどの各種ツールへ展開し、一貫したブランドイメージを構築しています。



【プロジェクトの成果・お客様の声】
地元以外の患者層も拡大し、来院数が倍増
ブランディング戦略を策定し、強みを明確に打ち出したクリエイティブを展開した結果、クリニックの認知は大きく広がりました。
先代から続く地元・前橋市の患者様に引き続き愛されながらも、「苦痛の少ない最先端の内視鏡検査」を求めて、地元以外の広域からも患者様が訪れるようになり、結果として来院数が倍増するという素晴らしい成果を生み出すことができました。
「自院の強みが的確に伝わり、求める患者様とのマッチングが実現した」と、院長先生からも高い評価をいただいております。
【医療機関の強みを引き出すブランディングはfrontmanへ】
医療機関におけるブランディングは、単に「見た目を綺麗にする」ことではありません。自院の本当の強みを見つけ出し、スタッフ全員でその価値を共有し、不安を抱える患者様へ誠実に届けるための重要な経営戦略です。
「自院の強みがうまく伝わっていない」「スタッフのモチベーションや結束力を高めたい」とお悩みの経営者様・院長様は、ぜひ一度frontmanにご相談ください。根本的な課題解決に向けたトータルブランディングをご提案いたします。
コメント